商売続けたい!持続化給付金を 連続講座
9月9日~28日にかけて行われた玉川民商恒例の連続講座。感染症予防に注意しながら、『持続化給付金に挑戦し元気に』をテーマに4回にわたって開きました。
★(美術教室)…自宅で美術教室をやってます。軌道に乗り始めていたのに、コロナ禍になり、ドッと生徒さんが少なくなりました。
もうどうにもならない苦しい状況で、今回、個人事業主として持続化給付金を申請し、いただくことができました。
子どもたちがようやく教室に復帰してくれ、なんとかやっている状況ですが、給付金も税金の大きな出費が来て、手元から抜けていくような状況です。
★(左官)…コロナの影響で、3月から9月の半年ぐらい仕事がほぼなく、子どもを養っていかないといけないし、妻が在宅で働いてくれているんですけど、やっぱ生活費はまかなえない。
持続化給付金は、何をしていいのかわからない中、妻に調べてもらって、「できる」ってわかり挑戦しました。手続きで壁にぶつかり、民商に相談したら審査が通り、ぼくも受けられたんです。
国でまた給付金実施してくれるんだったらうれしいです。
★(各種サービス企画)…自分のお店を出して9年ぐらい。店舗数が複数あり、4月5月6月は毎月すごい金額が飛んでいく感じが続きました。持続化給付金は、正直、百万2百万は焼け石に水です。
毎月15人20人ぐらい、知り合いのかたの持続化給付金の申請を手伝ってきましたが、ぼく自身もすごく救われていった気持ちになりました。
★(寿司店)…日によってはお客さんゼロの日も。どうするか考え、内容の濃い持ち帰り限定メニューや貸切を始めました。
お客さんや従業員に助けられ、なんとかここまでやってこられました。
家賃給付金の申請が電話での説明でもわからず、相談会場に行っても、なかなか進みませんでした。
★(珈琲店)…コロナの前から不況に苦しめられていました。
家賃の催促や借入返済の催促の電話がたびたびかかってきて、民商のことを思い出し相談にいくと、生活する権利の話をしてくださったんです。
大変だったところに、今回の新型コロナウイルスで、もともと運転資金にまったくゆとりがない自転車操業でやっていたので、3月4月5月が、すごくやりくりと支払いで大変でした。
持続化給付金のほうが口座に振り込まれたときは、商売がつづけられる安心感にあふれていましたが、「遅いよ」っていうのが、正直な感想です。
もらえる基準も、もっと多くの人が助けられるように改善するべきです。売上が10%20%だって落ちたら大変なことになります。
このままいけばいずれまた近く苦しい状況になっていくと思います。まだまだ新たな給付金も必要だと思います。
★(不動産)…不動産業をずっとやってまして、コロナの前からちょっと調子が悪くなり、コロナでまったく物件が動かなくなりました。
収入がなくなり、わたしも民商にお世話になって、持続化給付金を申し込み、なんとか食つなぐことができました。相談しなかったらどうしようかなって思ってたんです。
★(ITソフトプログラム)…私の仕事は、IT関係のフリーランスで、システムやソフトウエアの開発、設計、運用保守を、期間工みたいに期間単位で作業をいただいてする仕事をしています。
6月ぐらいまでは、旅行会社関係のお仕事をもらっていたんですが、コロナで旅行業界が被害を受け、他の協力会社もふくめ、派遣切りみたいに「全部終了」っていう形で終了してしまいました。
失業状態で、「持続化給付金」っていう制度があるのを民商から聞き、フリーランスの持続化給付金に申請しました。
なんとか百万円もらうことできたんですけども、借金もあり、すぐ無くなってしまい、資金繰りに悩んでいます。
家賃支援給付金も、ぜひともいただかなければ生活に苦しんでしまうと思っています。
★(飲食店)…持続化給付金から協力金から、すべていただきましたし、政策金融公庫に特別融資も申し込みをしました。
昨年、新規にお店をオープンした分、借金はたくさんあるんです。持続化給付金2百万で、借入金はすべて借換させていただきました。
据置期間なので、毎月々の支払いが今いっさいない。支払いに追われない日々をこの間、すごさせてもらってるんです。
★(内装)…建築の中の床材の仕事をしています。
大手の下請け請けで仕事をさせてもらっています。
ゼネコン職員がコロナを発症し、動いていた現場も止めることになり、今まで働きに行っていた現場がストップに。仕事がまったくない状況もありました。
再開しても、現場では、エレベーターは満杯という環境で、なるべく若い人に近づかないように仕事するしかないかなあと思ってやっております。
IT開発を手がけるNさんから、先端技術を組み合わせた「スマート農業」構想や、政府も推進する「デジタル化社会」で、個人情報などがどう把握されているか、などの紹介もあり、さまざまな感想も出ました。
★ぼくら高齢者は、デジタル社会がどんどん進んでいくと、自分の生きている道がないんじゃないかな。生きている価値、なぜその人たちが必要なのか、そういうことを表現してくれる社会がほしいと思うんです。